男性が育休を取ることは、まだ一般的ではない。そのために社会からの冷たい目線にさらされる。祖父・祖母や両親、友人、同僚、上司、隣人などから偏見にさらされる心配がある。そのような社会的なプレッシャーがどのようなものがあるかを学び対策を学ぼう。
ちなみにだが、そのような周りの目を「うるせえ、バカ」と言って気にしない人はこの記事を読む必要はない。それが最も正しいからだ。
男が育休で抱える世間体や偏見の悩み一覧
育休を取る男が抱える世間体や偏見を一覧にした。
妻からのプレッシャー
育休に入ると、自身の家族内での役割や期待が変わる。特に妻からの対応が変わるので不安を感じることは多い。
このブログで推奨しているような育休の悪用(活用)を理解できる妻は少ない。文字通り育休は育児をするための休みなのだ。全力で育児に取り組むべきだと考えており、それ以外をやるのはもってのほかと考えている。
更に出産という一大事業をやった私は夫の育休中には、私の家事や育児は優遇されて叱るべきだと考えている場合もある。その場合、男は重い負担を強いられる。
隣人の嫌な噂
男性が育休を取ることに対して、周囲からの社会的なステレオタイプや偏見は多い。
平日にも関わらずずっと家にいるあなたを怪訝に思う隣人が出てくる。その理由が育休だと知ってもそのような人たちには育休が理解できない。育休なんて甘えている、俺の時代は男が育休を取るなんて考えられない、うちの会社は育休を取れないのにあなたがとっているのがムカつく、など理不尽な理由で反感を持たれ良からぬ噂をたてられる。
上司・同僚の目
育休取得前後から、上司や同僚との間に壁ができる。
育休を取ることを快く思っていなかったり、その分自分の仕事を増やされるので冷たい仕打ちを受けるのだ。復帰後にもこの職場に戻ることを考えると気持ちが暗くなり、なにより育休中も落ち着かず不安になる。
祖父母・両親の古い考え
男性が育休を取ることに対して、最も偏見があるのは自分の家族かもしれない。
彼らの時代に男の育休など存在しなかったからだ。年老いた親は社会の考え方の変化に対応できなく、勝手に不安になりその不安を押し付けてくる。育休を取っているということが理由で時間や金銭的に余裕があるとみなされ必要なサポートが受けれれなくなることがある。
自信の喪失
育休をとったことで自分の考えが変わり、それがマイナスに作用してしまう。
育休を取るときは希望に満ち溢れていたが、想像以上の育児の辛さや妻との関係不良、社会の冷遇が重なり、自己を見失い自信をなくしてしまう。挙げ句には育休を取ったことを後悔し、妻や子供に当たる。
これらの悩みは、男性が育休を取る際によく生じるものだ。しかし、悩みに立ち向かう方法も存在する。次に、それぞれの悩みに対する具体的な解決策を見てみましょう。
対策
それでは対策を紹介する。
家族内での役割や期待の変化を話し合い認識する
妻とのコミュニケーションを深め、相手の考えを理解し自分の考えを伝える。
まずは育休前に妻の期待をしり、それに伴う役割を決めておこう。これは保険的な意味合いが強い。出産した後では妻は精神的にも肉体的にも大きく変わるので考えが全く変わることがある。その際に育休前に決めたことがあればそれをエクスキューズとして出すことができる。変化した要望についてはつど対処していこう。
社会的なステレオタイプや偏見を気にしない強い心
周囲からの戯言は気にしないに限る。
そのためにも心を強く持つことが必要だ。自分自身が育休の意義やメリットをしっかりと理解しよう。あまりないと思うが場合によっては周囲に対してその重要性を伝えることで、ステレオタイプや偏見に立ち向かおう。
職場での評価や仕事への影響を見越して根回し
育休前に職場とのコミュニケーションを活発化させ、育休中の仕事の引継ぎや復帰後の仕事への意欲を示そう。そうすることで評価や仕事への影響を最小限に抑えられるよう立ち回ろう。
なお、このブログでは育休中の転職も勧めているが、現職に戻る可能性がゼロでない限りこの対策はするべきだ。
周囲からの意見や批判への対処
縁を切れない家族には柔軟に対応しなくてはならない。
まずは自身が育休取得する選択をしたことに自信を持とう。ここがブレるとうまくいくものもいかない。祖父母や両親からの意見や批判には時に受け流し、時に理性的に対処しよう。どうせ相手は全く考えもしておらず一時の感情に流されているだけだ。自分の信念を貫くことが大切ふぁ。
自身のアイデンティティや自己評価の変化
育休を取ったことをポジティブに捉えよう。
妻や子とのつながりを強くし、全員が成長する機会なのだ。ポジティブに捉えるには人生を好転させる行動をしなくてはならない。その例が、転職活動や副業、趣味に没頭、学びの機会を持つことだ。これらをして新たなアイデンティティと自己評価を築こう。
まとめ
男性の育休を取る際に生じる「世間体や偏見」に対しては、コミュニケーションや自己確認、信念の貫徹など、様々な解決策が存在します。育休を通じて家族の絆を深め、真のパートナーシップを築き、自分の人生を豊かにするために、自身の選択を信じ、前向きに進んでいこう。