このブログでは男性が育休を取ることを推奨している。令和の時代において育休を悪用(活用)することが今後の生き方をよくするために重要だからだ。育休中に転職をしろ、副業をしろ、勉強をしろと言っているがそもそもキャリアにどのような影響があるかを明らかにしておこう。本記事では、男性がもつ育休とキャリアの悩みについて、具体例と解決策を紹介する。
男が育休で抱えるキャリアの悩み一覧
まず悩み、懸念、心配、不安をまとめる。
男性が育休を取る際に抱える悩みの一つは、キャリアへの影響だ。まず具体的な悩みをリストアップする。
昇進や昇給の機会への影響
育休中に他の同僚が昇進や昇給を果たし、自分のキャリアが遅れることが起こりうる。
正直育休はまだまだ普及しておらず、会社にとって背任行為だと判断される可能性は十分ある。激しい出社競争を生きるサラリーマンにとっては育休がマイナス評価になり、同期と差をつけられるかもしれない。
育休明けの職場での評価や認知度の低下
育休明け後に職場での評価や責任が減ってしまうこともある。
戻ってきたら任される仕事が減っていたり、別の部署に飛ばされたり、評価や査定も明確な理由なく下げられると言った話はよく聞く。もちろんこれらは禁止されていることだが、直接的にも間接的にも起こっていることだ。それ故、あなたの会社でのプレゼンスは下がっていく。
育休期間中のスキルの陳腐化
育休中に業界や技術が進歩し、自分のスキルが陳腐化する。
技術革新のスピードは凄まじい。あなたがいない間に会社では新しいシステムを導入したり、経営や部署の方針を変えるかもしれない。あなたが戻る時は休みあけで本調子が出せない状態でキャッチアップしなくてはいけない。周囲に対してマイナスの状態から追いつかなくてはいけない。
他の同僚との競争力の低下
育休中に他の同僚がスキルや経験や社内での評価を積んで成長している一方、自分の競争力が低下してしまう。
今まで競争していた相手は歩みを進めるのだが、あなたは足踏みをすることになる。同期との競争では確実にマイナスとなる。
キャリアのギャップで会社に居づらくなる
育休明け後にキャリアのギャップを埋めるのが難しく、会社にいることが困難になる。
上記のようなことが実際に起こると、あなたは会社に居づらくなる。そして自信を失っていく。そうすれば会社にいることさえ苦しくなってくるのは目に見えている。
これらの悩みは、男性が育休を取る際によく生じるものだ。しかし、悩みに立ち向かい、キャリアへの影響を最小限に抑えるための解決策もある。次に、それぞれの悩みに対する具体的な解決策を探ってみよう。
対策は自分と働き方を変える
悩みに関する対策を以下にまとめる。
育休前の根回し|昇進や昇給の機会への影響
育休前に、将来のキャリアパスや目標を明確にし上司に話しておこう。リーダーシップの発揮や成果の提供に集中することで、昇進や昇給の機会を確保しておこう。
育休中の顔出し|育休明けの職場での評価や認知度の低下
育休中も定期的に職場とのコミュニケーションを保とう。プロジェクトや業務に関与することで、自身の存在感や貢献度をアピールし続けよう。
腰を据えて情報収集|育休期間中のスキルの陳腐化
育休中でも自己啓発に取り組み、業界の最新トレンドや技術動向を追い、必要なスキルの習得や向上をしよう。
休みだからできる能力開発|他の同僚との競争力の低下
育休期間中にも継続的な学習やスキルの磨きを行い、他の同僚との競争力を保つための努力をしよう。むしろ長い休みでなければできない能力を身につけよう。
本当にそこにいるべきか考える|キャリアのギャップで会社に居づらくなる
いくら対策をしていても気に食わないことは出てくるだろう。その時は会社を見限るのも手だ。言ってしまえばたかだか育休くらいであなたに不利益を与える会社だ。そのような場所にいて何の意味があるのだ。
男性育休のキャリアへの影響は上記の解決策を活用することで、いくぶんかマシにできるかもしれない。
まとめ|育休を使って会社にしがみつかない土台を作ろう
男性の育休を取る際に生じる「キャリアへの影響」をまとめた。その悩みには育休前後の自己啓発やプロジェクトへの関与、コミュニケーションの維持など、積極的に取り組むこと使えるだろう。
しかしながらあくまで一般論だ。この一般論とはよくいる会社員の一人として今の会社にしがみつくことを意味している。
私としては「会社にしがみつかない自分の基盤づくり」に育休を使って頂きたい。それが転職や副業である。これらに取り組むことがその第一歩目だ。
別に転職活動をしたから必ず転職しなくてはいけない訳ではない。結果として今の会社に残るならばそれもよい。副業もやってみてうまくいかなくても良い。残るのは貴重な経験だ。それが会社にしがみつかないために、必ず活きてくる。
自分の確立は挑戦的な道だ。しかし、育休中を逃すとこれをすることは一生ないかもしれない。子供の成長を見ながら自身も成長しよう。