こんにちは。今回は、育児休業中に離婚をする原因と対策についてお話ししたいと思います。
育児休業中というのは、子供が生まれてから1歳未満の期間に、会社から休暇を取得して子供の世話をすることができる制度です。この期間には、雇用保険から育児休業給付金という手当が支給されます1。
育児休業中は、子供と一緒に過ごす貴重な時間ですが、同時に夫婦関係にも影響を与える可能性があります。実際に、育児休業中に離婚をする夫婦も少なくありません。
では、育児休業中に離婚をする原因はどのようなものがあるのでしょうか。以下にいくつかの例を挙げてみます。
不倫
不倫は、離婚の原因の中でも最も多いものの一つです。不倫は、夫婦のどちらか一方が他の異性と不貞な関係を持つことを指します。不倫は、夫婦間の信頼や愛情を失わせるだけでなく、慰謝料や養育費などの金銭的な問題も引き起こします。
育児休業中に不倫をする理由としては、以下のようなものが考えられます。
- 子供が生まれてから夫婦間のコミュニケーションやスキンシップが減ったことで、寂しさや不満を感じたこと
- 子供への責任感やプレッシャーから逃げたいと思ったこと
- 育児休業中のパートナーと生活リズムや価値観が合わなくなったこと
- 育児休業中であっても仕事を続けているパートナーに対する劣等感や嫉妬心を抱いたこと
- 育児休業中であっても仕事を続けているパートナーが職場で異性と親しくなったこと
モラハラ
モラハラとは、モラルハラスメント（moral harassment）の略語で、精神的な暴力や虐待を指します。モラハラは、夫婦間だけでなく、職場や学校などでも起こり得る問題です。モラハラは、相手の人格や価値観を否定したり、脅迫や暴言を浴びせたりすることで、相手の自尊心や自信を奪っていきます。
育児休業中にモラハラをする理由としては、以下のようなものが考えられます。
- 子供への愛情や関心が足りないと感じたこと
- 子供への教育方針や家事分担に対する不満や不信感を抱いたこと
- 子供の成長や健康に対する過度な心配や不安を抱えたこと
- 子供の世話に追われて自分の時間や趣味がなくなったこと
- 子供の世話に疲れてイライラしたこと
経済的な問題
経済的な問題とは、夫婦間の収入や支出、貯金や借金などの金銭的な問題を指します。経済的な問題は、夫婦間の喧嘩や不信感、不満などを引き起こす原因になります。特に、育児休業中は、収入が減る一方で、子供のための出費が増えるため、経済的な問題が深刻化する可能性があります。
育児休業中に経済的な問題が起こる理由としては、以下のようなものが考えられます。
- 育児休業給付金が収入に見合わないと感じたこと
- 育児休業中のパートナーが無駄遣いをしたり、借金をしたりしたこと
- 育児休業中のパートナーが家計管理をしなかったり、家計簿をつけなかったりしたこと
- 育児休業中のパートナーが自分の収入に対して感謝や尊敬を示さなかったこと
- 育児休業中のパートナーが自分の収入に対して見下したり、文句を言ったりしたこと
対策
育児休業中に離婚をする原因は様々ですが、どれも共通しているのは、 夫婦間のコミュニケーション不足 です。育児休業中は、子供にかかりきりになってしまいがちですが、それだけでは夫婦関係は維持できません。夫婦関係を良好に保つためには、以下のような対策を取ることが大切です。
- 子供以外の話題も積極的に話すこと
- 互いの気持ちや悩みを聞いて理解し合うこと
- 互いの労りや感謝を伝え合うこと
- 互いの意見や価値観を尊重し合うこと
- 互いの時間や趣味を尊重し合うこと
- 家事や育児を協力し合うこと
- 家計管理や貯金計画を共有し合うこと
- 不倫やモラハラなどの不貞行為や虐待行為をしないこと
まとめ
以上が、育児休業中に離婚をする原因と対策についての説明でした。
育児休業中は、子供と一緒に過ごす幸せな時間ですが、同時に夫婦関係にも気を配る必要があります。離婚をする前に、夫婦で話し合って解決することが望ましいです。しかし、話し合いがうまく行くとはかぎりません。場合によっては弁護士に相談した上で、裁判所で離婚協議をするなどの手段を取る可能性があります。
夫婦間と子供の関係を考える上では離婚の原因を知っておくことはとても重要ですので、この記事を参考にしてください。
